PMS「月経前症候群」とプロスタグランジンとの関係

関連知識

PMSに関わるプロスタグランジンとは何か

プロスタグランジンは、PMS「月経前症候群」と深い関わりがあることが知られていますが、ここでは、まずプロスタグランジンとはどういうものなのかについて説明していきます。

プロスタグランジンは、人間の体内の様々な組織や器官に存在し、色々な働きをする生理活性物質の一つです。このプロスタグランジンは、1934年に発見された物質で、10個以上の多くの種類があります。

例えば、プロスタグランジンA・B・Cには血圧を低下させるという働きがあります。

他にも血管を拡張させたり、筋肉を収縮させたり、黄体を退行させたり、また痛みを身体から脳に伝えるなどの作用があります。

このような多様な働きは古くから注目されていて、薬としての活用法が研究されています。現在では、特定の作用を発揮する人工的なプロスタグランジン製剤が作られるようになりました。例えば、プロスタグランジンE2は子宮を収縮する働きがあり、陣痛を誘発・促進させる薬として使用されています。

PMSに関係するプロスタグランジンの作用の特徴

多くの種類があるプロスタグランジンの中で、プロスタグランジンE2は痛みと関係があるものです。その作用としては、平滑筋を収縮させたり、発熱や痛覚を伝達する働きがあります。

血管を広げて発熱させ痛みを起こさせたり強めたりする作用ですから、頭痛の原因ともなります。そして女性の身体では、生理周期に合わせてこのプロスタグランジンが分泌されており、PMSと関係があると言われています。と同時に生理痛の一因にもなっています。

では、プロスタグランジンが体内で作られるのを押さえるためにはどうしたらよいのでしょうか。

プロスタグランジンが生産されるには、脂肪が必要になります。ですからバターや牛乳、チョコレートなどが多く含まれているケーキや菓子パン、サンドイッチやグラタンなどの脂肪の多い食品を控えると、プロスタグランジンの生成を抑えることができます。

また、身体が冷え血行が悪くなるとプロスタグランジンが多く分泌され、痛みが強まることも分かっています。

プロスタグランジンが与えるPMSへの影響

前述したように、女性の身体では、生理周期に合わせてプロスタグランジンが分泌されていて、生理が始まる前(直前~1週間程度)には分泌が始まります。

PMS(月経前症候群)は、月経の始まる一週間から10日くらい前から、頭痛・腹痛・下痢・むくみ・だるさ・イライラする・情緒不安定などの症状として現れる体調や心理面での不調です。その原因にはプロゲステロンやセロトニンなどのホルモンが関係していると言われていますが、この生理前に分泌されているプロスタグランジンも影響してます。

プロスタグランジンは、子宮を収縮させて、子宮内膜がはがれ経血をスムーズに排出する働きを担っている物質で、女性にとっては必要不可欠な物質です。ただこれが必要以上にたくさん分泌されると、子宮の収縮が過剰になり生理痛の原因となります。生理の前は、胃や下腹部は子宮の近くにあるので、出血がないのに子宮がキュッと締められて痛みが出るのです。また、胃や腸が刺激されることにより、下痢や便秘などの不調にもつながります。血圧が低下するので、冷えや腰痛にもつながってしまいます。このように、プロスタグランジンがPMSに影響を与えているのです。

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