働く女性に認められた権利~生理休暇、あなたは使ってる?

生理休暇、あなたは使ってる?
労働基準法には様々な種類の休暇が認められていますが、女性だけが取得することができる休暇があります。どんな休暇だと思いますか?

これは多くの方が思いつくと思いますが、「生理休暇」です。
生理休暇はきちんと労働基準法で認められている休暇、つまり取得することは労働者の権利でもあるのです。労働者から申し込みがあれば企業はそれを断ることができません。

生理休暇とはそのような性質の休暇なのです。
しかしそうであるにも関わらず、生理休暇を取得したことのある人は意外と少ないようです。
ここではその理由と背景について調べてみました。
マイナビウーマンが2015年8月に働く女性112人(22歳から34歳)を対象に行った調査によると、生理休暇をとったことがあると答えた人は全体のたった5.4%にすぎず、94.6%は生理休暇をとったことがないと答えました。
この調査対象となる女性は妊娠していなければ毎月生理がある年代です。しかしこれだけ生理休暇の取得が少ないのはどうしてなんでしょう。
まずは、生理休暇をとったことのある人たちの意見を見てみましょう。

「あまりにも気分が悪く働くどころじゃなかった」

「体調が悪かったので」

なるほど、物理的に無理だったという状況ですね。生理痛は人によって出てくる症状も全く違い、ほとんど体調の変化が出ない人もいますが、ひどい人の場合は起き上がることもできない、出血量が多すぎて外出できない、という人の話も聞きます。
そういった場合は家でゆっくり休みたいですよね。

「職場の人が積極的に取得しているので気兼ねなく申し込んでいる」

生理がない男性からすると「ずるい!」という声があがりそうな状況ですが、職場の人からの理解が得られているのであれば、無理をせず生理休暇を取得したいですよね。
生理の時期は体が休息を求めている時期でもあるそうです。
反対に生理休暇をとったことはないと答えた人の意見はどうでしょう。

「職場の雰囲気として、そんなことを申し出る環境ではない」

「周囲を見ていても生理休暇を取得した人を知らないので言い出しづらい」

職場全体が忙しく有給も消化しづらいようであれば、毎月訪れる生理に合わせて生理休暇を申し出るのは難しいですよね。
職場の雰囲気を多いに乱す可能性が確かにありますし、取得することで自身の評価を多いに下げる可能性もあります。

「上司が男性なので言い出しづらいし、そもそもそんな理由で休むのには抵抗がある」

「職場には男性も多く、ずる休みと見られそうなので取りたくない」

生理の症状は人それぞれ
男性はもちろんのこと生理痛がそれほどひどくない女性にも非常に重い生理痛のつらさは想像しづらいものです。
女性でも男性と同じように働く職場であれば頻繁に生理休暇を取るという状況は好ましく思われないでしょう。
しかし女性と男性は同じように能力はありますが、体の機能は違います。月に一度女性は生理があり、ホルモンバランスの影響により多かれ少なかれ体調を崩すのです。

「有給を取ったほうが得」

「生理休暇は無給になってしまうから」

生理休暇は労働基準法で認められた休暇ですが、その期間の報酬については定められていません。企業ごとに定めることができてしまうため、企業によっては無給としているところもあるようです。
そうなると有給を取った方が確かに得ですね。
生理休暇は社会で働く女性が無理なく働き続けられるように定められた制度ですが、現状では十分に活用されているとは言えません。
第一、女性として生理期間であることを周囲の人間に公言することは恥ずかしさを伴うのも事実です。

上司に告げずらい
実際には上司に告げるだけですが、上司が男性であることは多いでしょうし、生理が重いため毎月生理休暇を取得する場合は部署中の人間に生理周期を知られることにもつながります。
これは生理周期という極めてプライベートな情報をそれほど親しくない人たちに晒すことになるため、心理的な抵抗も強いでしょう。
また男性にはない生理現象であるためずるいと見られてしまうこともあります。さらに同性である女性からも生理痛の症状は主観的なものであるためずる休みをしているのでは、と疑いの目を向けられることもあるのです。

第三者が理解することは不可能

女性として生まれた以上、閉経するまで生理の問題から離れることはできません。
生理痛というのは大変主観的なもので、どんないお腹が痛いと訴えてもその痛みの大小を第三者が理解することは不可能なのです。
病気が隠れていなければ医師が生理痛があることを立証することも困難です。

現在女性の社会進出が叫ばれています。最近では結婚して子供が生まれても働き続ける女性が増えてきており、いかに女性が働きやすい環境を作るかということも会社を運営するうえで重要になってきています。
女性が働きやすい企業を実現するためにもこの生理休暇を多くの人にとって公平で取得しやすく皆が納得できる形に改善できるかはこれからの課題となってくるでしょう。

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