もう悩まない!PMS(月経前症候群)を乗り切る方法

妙にイライラして、いつものように仕事がはかどらない。

相手の行動が鼻について、素直に対応できない。
そんな自分に困惑してしまう女性がいないでしょうか。

彼女が突然怒りはじめて、謝りたくても理由がわからない。
何が気に入らないのか、妻が妙に当たり散らしてくる。
大切な人がなぜイライラしているのかわからず、頭を抱えてしまう男性はいないでしょうか。

もしかしたらそれは、女性特有の症状である「PMS(月経前症候群)」のせいかもしれません!

そもそも「PMS」って何、生理痛と何が違うの?

困った顔2

PMS(月経前症候群)とは、月経の3〜10日前くらいから起こる不調のこと。身体だけではありません心にも影響します。
イライラしやすくなったり、わけもわからず涙が溢れてきたり、恋人や家族にあたってしまったりするのです。
体に起こる症状としては、にきびが出たり、疲れやだるさを感じたり、頭が痛くなったりといった不快な状況が、一度に体に押し寄せてきます。

こうした症状に苦しんでいるのは、実に女性の約85%!
ところが、女性の多くは、なぜ自分が生理前にイライラするのか、知らないのです。「PMS」という名称や、その症状について正しく理解している女性は、なんと40%ほどしかいないといわれています。

男性なら、なおさら知らないですよね。
知らないのですから、女性がなぜイライラしているのか、男性が理解できないのも仕方がありません。

いつもと同じような会話をしただけなのに女性の機嫌が悪くなったり、普段と変わらず仕事をこなしているのに手際が悪いとイライラされたり…。
相手が終始こんな調子だと、男性だってイライラしてしまいます。

でも、女性はケンカをしたいなんて思っていないのです。関係をこじれさせるつもりなど毛頭ありません。
ただ、PMSになると、心のバランスがうまく取れなくなってしまいます。感情のコントロールがどうしてもきかないのです。
イライラをとめられません。

だから、PMSの期間が過ぎてから、
「あんなこと言うつもりじゃなかったのに」
「やつあたりしてしまった…」
と、後悔する女性もたくさんいます。

こんな悲しい行き違いを起こしたくない!
だから、女性はもちろん、男性にも、PMS(月経前症候群)について詳しく知っておいてほしいのです。

PMSになった女性はこんな症状に苦しんでいる!

めまいの症状は深刻

PSMにはどのような症状が見られるのでしょうか。
症状が自分に当てはまらないか、もしくは身近な女性に次のような症状が見られないか、確認してみてください。

PMSの特徴的な症状はいくつもあるのですが、わかりやすく3つに分類してみました。

体に起こる不調

  • 肌荒れ
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 下腹部の痛み
  • むくみ
  • 胸が張る
  • だるくなる
  • 体重増加
    ……など。

心に起こる不調

  • イライラする
  • ぼーっとする
  • 憂鬱になる
  • 泣きたくなる
  • 孤独感
    ……など。

行動に起こる不調

  • 怒りっぽくなる
  • 眠くなる
  • 甘いものが食べたくなる
  • 集中できない
  • 八つ当たりしてしまう
    ……など。

女性であれば多くの人が、生理前の不快な変化について、いくつか思い当たる項目があるはずです。

また、男性の方であれば、身近にいる女性に対して思い当たる節があるのは、おそらく3番目の「行動に起こる不調」でしょう。客観的に見て、わかりやすい症状ですからね。
「どうして、彼女は今日、こんなにイライラしているんだ?」

と、理解できずに困った経験のある人も少なくないのではと思います。
まさに、その女性はPMSである可能性があります。

たくさんの症状の例を挙げましたが、実はほんの一部にすぎません。体質や体調によって、症状は実に200以上ものパターンがあるといわれています。

また、体に起こる不調だけを見れば、「生理痛とどう違うの?」と疑問に思う女性もいるかもしれません。確かに、腰痛や肩こり、下腹部の痛みなどは、生理のときにも感じますね。
でも、PMSと生理痛はまったく別モノです。

なぜなら、生理痛は「生理中」に感じる不快感であり、PMSは「生理前」に感じる不快感だからです。

PMSの症状があらわれるのは、生理の3~10日くらい前までと時期が決まっています。
生理というのは毎月のことですから、単純に考えれば、1か月のうち1週間もの間、多くの女性がPMSに苦しんでいるわけです。
同時に、この時期は、多くの男性を困惑させているでしょう。

女性だけでなく、男性までも悩ませるPMSの原因は、一体どこにあるのでしょうか?

困惑させるPMSの原因は「女性ホルモン」!

トリプトファン

実は、これまでPMSは、生理と関係があるのは確かなものの、なぜ発症するのか、そのメカニズムは明確になっていませんでした。

ところが、近年、長年の研究により、2つの「女性ホルモン」のバランスが崩れることが、PMSの発症と関わっているのではないか、と考えられるようになりました。

2つの女性ホルモンとは、「エストロゲン」「プロゲステロン」
これらの女性ホルモンの分泌は、排卵後に急激な変化を見せます。それによってPMSが引き起こされる、といわれているのです。
まずは、それぞれのホルモンについて、基本的なことを説明しておきましょう。

排卵の準備をするホルモン「エストロゲン」

  • 乳房や子宮を発達さえ、女性らしい体をつくる
  • 子宮内膜を厚くする
  • 自律神経のバランスを整える

妊娠の手助けホルモン「プロゲステロン」

  • 子宮内膜の厚さを維持、着床しやすい状態にする
  • 体内の水分を保持する
  • 食欲を増進する
  • 基礎体温を上げる
  • 骨盤内に血液をためる

「子宮内膜」とは、子宮の内側を覆う膜のことです。ここに受精卵が着床して、子宮内膜が厚くなるということは、体が妊娠の準備に入るということ。
食欲が増すのも妊娠に向けて栄養を蓄えるためですし、水分を溜め込もうとするのも然りです。
「エストロゲン」「プロゲステロン」の2つのホルモンが、女性にとってとても大切な役割を果たしていることは間違いありません。

でも、そんなに重要な女性ホルモンが、一方ではPMSの原因となって女性を苦しめている!?
一体、身体の中で何が起こっているのでしょうか?

つらいPMS(生理前症候群)と女性ホルモンの関係は?
女性ホルモンの種類とそれぞれの役割とは? 女性ホルモンという言葉は、日常でたくさん見かけるので皆さんもよく聞いたことがあると思います。...

PMSが引き起こされる驚きのメカニズムとは?

Women of mechanism

「女性ホルモン」が体に起こす3つの変化

「エストロゲン」と「プロゲステロン」は、生理が始まる3~10日くらい前になると、その分泌量が急激に増減します。PMSの症状が起こる時期と一致していますね。
もちろん、ホルモンの分泌量が変化するのは、排卵の準備をし、妊娠を助けるという本来の役割のためです。
ところが、これら女性ホルモンは、女性の体にその他のさまざまな変化を誘発してしまうのです。

具体的にどのような変化が起こるのでしょう?

体が水分をためこむ

先にも説明したように、女性ホルモン「プロゲステロン」は、妊娠に備えて、体の水分量を普段よりも多めに保とうとします。
体の中にいつもよりも水分がたくさんあるのですから、当然ながら体はむくみます。疲れやだるさを感じるのも、それが原因です。

また、たとえば足に水分が多くたまれば「足がむくんでるな」となるわけですが、もし腰に水分が多くたまれば腰痛になり、頭にたまれば頭痛になるといった具合に、水がたまる場所によって、症状が変わってくるのです。
人によって体に出る症状が違うのは、ここに理由があります。

不快なPMS症状が起こる原因
女性の多くの方が経験しているPMS(生理前症候群)。  精神面・肉体面に大きな影響を与えるので、生理前の2週間前から辛い思いを...

脳内物質「セロトニン」が減少する

セロトニンは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質のこと。人の精神面に大きな影響を与えるホルモンです。精神のバランスに関わるホルモンで、セロトニンが増えると、幸福感も増えるのです。

逆に、セロトニンが少なくなると、後ろ向きな考え方になり、不安が増して、うつ病や不眠症などの精神疾患につながる可能性もあります。
そして、心の安定のために欠かせないセロトニンは、ホルモンのバランスが崩れることによって減少してしまうのです。
イライラしたり、泣きたくなったり、怒りっぽくなったりするPMSの症状は、セロトニンの減少によって引き起こされていると考えられます。

生理前のイライラを鎮めるセロトニンについて知ろう!
つらいPMS(生理前症候群)の原因は一体何者? 神経はたくさんの物質をつかって情報を伝えていきます。情報を伝えるためにつかう物質を神経...

「インスリン」の効果が低下する

インスリンは、血糖値を下げるホルモンのことです。食後、私たちの体の中ではインスリンがあくせく働いて、跳ね上がった血糖値を下げてくれています。
このインスリンの効果が弱くなると、どうなるか。
いつもの分泌量では血糖値が十分に下がらないため、「もっとインスリンが必要だ!」と身体が判断します。

そうして、大量のインスリンが一度に使われることになるのですが、その結果、逆に血糖値が下がりすぎてしまうのです。

低血糖の状態になると、眠くなったり、集中力が続かなくなったりします。
また、下がりすぎた血糖値を上げるために、体が「もっと食べて! 甘いものを食べて!」と要求してきます。
食べたら太るとわかっているのに、生理前になると無性に甘いもの食べたくなる、というあなた。
それは、弱まったインスリンのせいなのです。

女性が放火するのはPMSのせい!?
PMSの調査で50%の女性が「イライラする」と答えています。 「すぐに起こってしまう」20%以上、「気分が落ち込む」約10%な...

つらいPMSを緩和するための方法5つをご紹介します。

調査

知っておきたい5つの対処法

さて、PMSの知識がかなり深まってきましたね。
しかし、自分にPMSの症状が出ていると気づいた女性の方も、身近な女性がPMSに苦しんでいるようだと気づいた男性の方も、まだ気になることがあるでしょう。

それは「どうしたら、PMSから解放されるのか?」ということ。
実は、PMSは女性にとっては一種の生理現象。症状がまったく出ないようにすることはできません。

でも大丈夫です症状を和らげることはできます!
それぞれ、詳しくみていきます。

鉄分補給

Iron supplementation

まず、とりやすい対策は、食べ物で鉄分を補うこと。
鉄分が不足すると、血流が悪くなり、PMSの症状が悪化することがあります。生理中の女性は、血液を出しているのですから、普段より貧血気味です。ですから、意識して鉄分を補給することが大切といえます。

また、鉄分不足により、あとに説明する「潜在性鉄欠乏性貧血」になってしまったら、症状はなおさらつらくなります。
そうならないように、日頃から鉄分をとるように心がけてください。

おすすめなのは、とくに「ヘム鉄」と呼ばれる鉄分をとること。ヘム鉄は、体内へ吸収されやすいのです。

ヘム鉄は、以下のような食材に多く含まれていますので、参考にしてください。

肉類

Meat

レバー、牛モモ肉、豚モモ肉、…など

魚介類

Seafood

カツオ、マグロ、サンマ、カキ、アサリ、ひじき、煮干し、…など.

それから、鉄分を日常的に摂取する方法として、病院で「鉄剤」という薬を処方してもらうこともできます。
手っ取り早く、確実ですから、イライラや眠気、頭痛がひどく、鉄分不足が気になる人は、婦人科の医師などに相談してみてください。

整体・マッサージ

Chiropractic-Massage

体の不調は、整体やマッサージなどで軽くなることがあります。
腰痛や肩こり、むくみなどのPMSに悩まされている人は、こうした方法をとるのもおすすめです。

マッサージで体がリラックスすると、「副交感神経」が活発になります。
副交感神経は、寝ているときやリラックスしているとき活発になる神経です。つまり、マッサージによってこれを活発にすることで、逆に心身のちからが抜け、リラックスがうながされるということ。

PMSの時期は、ただでさえ体も心もカチコチになっていて、体の不調に拍車をかけています。
整体やマッサージを上手に取り入れて、自分自身をリラックスさせてあげてください。

アロマテラピー

Aromatherapy

リラックスしたいときは、アロマテラピーも効果的ですよね。
PMSを和らげるためにも、アロマは効果を発揮してくれます。

アロマテラピーで使用するエッセンシャルオイルは、植物から抽出された精油です。やさしい香りが気持ちを癒してくれるだけでなく、嗅覚への刺激が、脳も刺激し、体のすみずみに行き渡ります。
気持ちだけでなく、体も一緒にリラックスさせてくれるのです。

女性なら、アロマがすでに身近にある人も少なくないのでは?
慣れた方法であれば、PMS対策としても取り入れやすいですよね。

アロマポットやアロマディフューザーに湯をはり、エッセンシャルオイルを数滴たらして吸引するのもいいでしょう。
もし専用の機器がなくても、お風呂にたらしてアロマバスを楽しんだり、マッサージをするとき、マッサージオイルの代わりに、エッセンシャルオイルを利用するのもおすすめです。

ただ、大切なのは、PMSの症状に合わせて、エッセンシャルオイルの種類を選ぶこと。
以下を参考にしてください。

優しい香りで癒される…PMSに効果があるアロマとは?
皆さんは「PMS」という言葉を知っていますか? PMSは「月経前症候群」と呼ばれるもので、月経前になると様々な形で現れる心身の不快症状の事...

イライラ、怒りっぽい、脱力感
  • クラリセージ
  • ゼラニウム
  • ローズ
  • サンダルウッド
むくみ、腰痛
  • サイプレス
  • ジュニパーベリー
  • グレープフルーツ
肩こり、頭痛
  • ローズマリー
  • ラベンダー
  • ジュニパーペリー

漢方

漢方薬

PMSの症状が重い場合、婦人科などにかかると対策として低容量ピルが処方されるケースが一般的です。
しかし、低容量ピルに抵抗がある人や、副作用がひどい人、妊娠を希望している人などには、漢方薬が処方されることもあります。

漢方は、はるか昔、5、6世紀に中国から日本へ伝来した中国医学が、のちに漢方医学として日本でも発展しました。漢方で扱われる薬の成分は天然由来のものがほとんどで「生薬」と呼ばれます。

漢方薬は、てきめんに効果があるものではなく、数週間から1か月以上飲み続けることでゆっくり効果が現れます。
即効性がないのはデメリットですが、副作用が少なく、自分の体質にあったものが見つかると、非常に効果を発揮するのです。
また、一種類の漢方薬で、複数の症状に対して効果が見られることも多いのでおすすめです。

漢方薬は、飲む人の体質や症状に合わせて処方されるものが変わるのが特徴。PMSに対しても、症状に合わせて、それぞれに有効な漢方薬があります。

◯PMS全般に効く漢方
  • 桃核承気湯(トウガクジョウキトウ)
  • 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
  • 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
◯イライラ、不安に効く漢方

女神散(ニョシンサン)
加味逍遥散(カミショウヨウサン)
抑肝散(ヨクカンサン)
半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

◯むくみに効く漢方

五苓散(ごれいさん)
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

ドラッグストアや薬局でも、漢方薬は手に入ります。
また、先にも述べたように、漢方は飲む人の体質や症状に合わせて処方されるので、時間があったら専門店や、漢方薬局に相談してみてください。

自分がいつPMSになるか知っておく

最後に、最も大切なことは、「自分がいつPMSになりそう」か、あらかじめ確認しておくことです。

生理周期は、女性ならだいたいのところを把握しているでしょう。生理の予定日がわかれば、そこから3~10日前がPMSの症状が出やすい時期とわかります。

わかっていれば、妙にイライラしても、体に不調が出ても、「これはPMSが原因だ!」とわかりますね。この自覚があるだけで、かなり違うのです。
誰かの行動にイライラしても「これはPMSのせい」と自分に言い聞かせることで、少し気持ちも落ち着くのです。

また、PMSの時期がわかれば、その期間は仕事を詰め込みすぎないようにしたり、プライベートな予定を入れないようにしたりと、静かにくつろいで過ごせるようにスケジュールの調節もできます。
こうした事前の対策をとることが大切です。

男性も、パートナーがPMSの症状に苦しんでいるようなら、話し合って、生理予定日を教えておいてもらうのもいいと思います。
生理前になってパートナーがイライラしていても、「PMSのせいだな」と流してあげてください。
男性が「病を憎んで、人を憎まず」で接してくれたら、助かる女性が大勢いるはずです。

知らず知らずのうちにPMSが悪化している!?

電話したくない

PMSの症状に個人差がある4つの理由

さて、PMSの症状と、それを引き起こす原因、その改善策が明らかになったところですが、実はまだお話していないことがありました。
最初に、PMSは女性の約85%に自覚症状があるとお伝えしましたが、その症状の重さは人によってかなり違うのです。

ちょっと下腹部が痛むだけの人もいれば、全身のだるさと頭痛が一度に襲ってくる人もいます。甘いものを一口食べればおさまる人もいれば、イライラがとまらずヒステリックに当たり散らしてしまうという人もいます。
なぜ、症状にそれほどの個人差があるのでしょうか。

実は、PMSの症状を悪化させてしまう要因があるのです。
それは何か、なぜPMSを悪化させるのか、理由を見ていきましょう。

ストレス

PMSになると、セロトニンが減少しますから、ただでさえネガティブ思考になり、気持ちは不安定です。
そこに追い打ちをかけるのが、ストレス。
仕事でプレッシャーを抱えていたり、人間関係がうまくいっていなかったりすると、イライラがさらに増したり、ひどく落ち込んでしまったりするのです。

理解されない女性の生理前、生理中のつらさ
生理に伴う不快な症状を理解し緩和方法を知る 「マイナビウーマン」で女性の生理前と生理中の身体の状態や気分についてWebアンケートを実施...

お酒とタバコとコーヒー

楽しいお酒はいい気分転換にもなるのですが、PMSの時期は身体的な理由で避けたほうがいいでしょう。
というのも、お酒を飲むことで、体は体内に入ったアルコールを分解しようとします。このとき使われるのが、血液中のブドウ糖なのです。

要するに、お酒を飲むと、低血糖状態になるということ。
PMSの時期はインスリンの効果が弱まってしまう影響で、低血糖になりやすいことは、先にお話したとおりです。
その状態でお酒を飲めば、ますます血糖値は下がっていってしまいます。PMSの症状は悪化する一方です。

次に、タバコとコーヒー
どちらも気分転換になる嗜好品ではありますが、タバコは吸うことで体の血流が悪くなり、冷えやすくなります。コーヒーに含まれるカフェインも、同じ作用を持っています。
冷えは、女性の体にとって大敵ですよね。
心も体もリラックスできず、PMSの症状を悪化させてしまいます。

潜在性鉄欠乏性貧血

潜在性鉄欠乏性貧血とは、文字通り、体内の鉄分が不足して、血液量が減り、体に疲れが出やすい状態のことをいいます。
女性は毎月生理になるたびに、出血によって自然と鉄分不足になってしまいます。そのため、潜在性鉄欠乏性貧血になりやすいのです。

PMSの症状がひどくて診察を受ける女性の多くは、潜在性鉄欠乏症貧血と診断されるといいます。

PMSによくある、イライラ、憂鬱、頭痛、眠気といった症状は、潜在性鉄欠乏性貧血にも見られる症状です。
つまり、潜在性鉄欠乏性貧血になった人は、これによる症状と、PMSの症状のダブルパンチに襲われ、より一層ひどい症状に悩まされることになります。

生理前にひどい不調が続くようなら、潜在性鉄欠乏性貧血の検査を受けてみることをおすすめします。なるべく早く、婦人科などを受診してください。

不快なPMS症状が起こる原因
女性の多くの方が経験しているPMS(生理前症候群)。  精神面・肉体面に大きな影響を与えるので、生理前の2週間前から辛い思いを...

30代で出産経験がある人

PMSの症状は、女性の年齢によっても違いが出てくるようなのです。

20代の女性の場合、PMSの症状は体に出やすく、30代になると心に出やすい傾向があります。データ上ではそうだという話で、理由はわかっていません。

また、出産経験のある人ほど、精神的な影響が強く出る傾向があることもわかっています。
要するに、30代で出産経験のある女性は、PMSの時期になると、イライラしたり、憂鬱になったり、当たり散らしたりと、感情をコントロールできない状況に陥りやすいということです。

条件に当てはまる女性は、生理前の自分をちょっと意識して、気をつけておいてください。
また男性も、身近に条件の当てはまる女性がいたら、精神的に不安的になっているように見えるときは、PMSのことを思い出して、やさしく対応してあげてくださいね。

それは本当にPMS?

虚血性貧血

間違えやすい「PMDD(月経前不快気分障害)」にご注意!

ここまで読んでくださったみなさんには、PMSについての知識が十分に身についたと思います。
私が苦しんできたのは、PMSだった!
そう気づいた方たちもいるでしょう。

でも、結論を出すのはちょっと待ってください。
実は、PMSによく似た症状をもつ、別の問題があるのです。
その問題こそ「PMDD※月経前不快気分障害」です。

この症状は、生理のある女性の約5%にあらわれるといわれています。基本的な症状や、症状が出る時期はPMSと似ているのですが、精神面にあらわれる症状はPMSよりずっと重いのです。

生理前になると、それ以外の期間とは人が変わったような暴言をはいたり、攻撃的になったり、または落ち込みようが尋常ではなく自傷行為に走ったりするようなときには、PMDDを疑ってください。
この症状は、生理が始まると1~2日ですっとなくなるのも特徴で、この点でうつ病など他の精神疾患と区別がつけられます。

PMDDは、精神面での問題が重篤なだけに、なかなか周りに理解してもらえない症状です。「最近、自分を自分でコントロールできない」というときは、PMDDを疑って、早めに病院で受診するようにしましょう。
男性なら、「彼女が突然、ある一時期だけ、人が変わったようになる」といった異常を感じたら、その女性はPMDDの可能性があります。
本人に自覚がなければ、ぜひ受診をすすめてあげてください。

PMDD(月経前不快気分障害)の症状と治療について
PMSと似ているようで違うPMDDとは何か PMDD(月経前不快気分障害)とはどのような病気か PMS(月経前症候群)というのは、月...

PMSのこと、わかっていただけましたか?

サプリ

女性のみなさんは、なぜ自分が生理前にイライラしてしまうのか理解し、自分を客観的に見つめる方法を見つけられましたか。
男性のみなさんは、生理前の女性のイライラと上手に付き合っていくコツを見つけてくれたでしょうか。

PMSは、毎月一度はタイマンを張らなければならない、女性にとっての天敵です。
妙にイライラしている女性を見つけたとき、男性のみなさんが、「ああ、彼女はもしかして今月のPMSと戦っている最中かな?」と、やさしく見守ってくれたら、こんなにうれしいことはありません。

もちろん女性も、自分のPMSを自覚し、理解して、自分のためにも、周りのためにも、事前の対策をとることが大切です。

大切な人たちとの絆を壊さないために、PMSを知り、向き合っていきましょう。

生理痛の緩和方法について

生理痛は、人によって症状が様々です。また、生理痛に伴う症状も多岐に渡り、中々周囲の人に理解をしてもらうのが難しいのが現状です。
生理痛の悩みは、生活習慣の改善や食生活の改善などで、緩和することが出来ます。生理痛を改善することは、美容や健康にも良いことにも繋がりますので、生理痛の緩和方法について考えてみませんか。
自分の症状に合った生理痛の緩和方法を見つけましょう
典出:生理痛を緩和する方法

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク